旅のコト。ビールのコト。それだけじゃないエトセトラ。

大好きな国ベルギーでの悲しい出来事。いたたまれないキモチ...


2010年から毎年、ベルギーに行っています。写真はベルギービールウィークエンドが行われた世界遺産、グランプラスの模様。本場のベルギービールをたらふく飲んで、美味しい料理もたらふく食べて、現地の人々にも優しく迎えられ、何度行っても飽きない素晴らしい大好きな国です。が、そんなベルギーで悲しい出来事が起こってしまいました。


あんな素敵な国で、そんなことがある訳がない!と、未だに信じられずにいます。


殆ど海外旅行の経験がなかった私が、行こう!と思った国ベルギー。きっかけは、ビールに惹かれたからですが、ヨーロッパの中でもそれほどメジャーでもなく、フランスやイギリスに比べて資料も少ないながらも調べていくうちに、フランスが日本で言うところの東京だとしたら、ベルギーは大阪やな〜っていう印象で興味が湧きました。
食べ物も美味しいし、人もツンケンしてない(笑)。行って正解でした。

初めて行った時、極力お金を掛けず寒い季節に一番安いホテルをとりました。そして到着したのが深夜。飛行場から駅までは来たものの、そこからがさっぱりわからない。ただでさえ不安な中、そんな状態。地図を見ていてもわからず、思い切って人が賑わっていたカフェに入ってみました。すると中東系のヒゲを生やしたおじさんが、みんな一斉にこちらに振り向き、わけのわからない東洋人が来たと言わんばかりの目つき。でも、こちらも必死なので、なんとかホテルの場所を教えて欲しいことを伝えると一変して、あーでもない、こーでもないと、全員で考えてキラキラした目で一生懸命教えてくれました。
あの時の目の輝きは今でも忘れません。本当にみんな優しい人たち。一気にベルギー好きになってしまったほどです。

中近東系の人たちが多いな〜と思っていたら、実は、初めてのホテルの場所が、テロの実行犯が育ったと言われる、モレンベークにほど近い場所。なので、その辺一帯はそういう地域だったのです。

いろいろと複雑なキモチになってしまいました。ベルギーは自由な国なので、いろんな人種の人を受け入れています。結果的にソレが今回の事件のきっかけになっているのかと思うと、残念でなりません。あんなに素敵な国で起こってしまった悲しい出来事。唯々、平和を祈るばかり...